2012年4月23日
by T.Yoshi
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静かに熱き札幌人

 パッションを持つ人についてのドキュメンタリーは常に面白い、と前回書いたけれど、自身でもそういう人のドキュメントを作ってみた。
 まずは、札幌市中央区、通称「裏参道」にあるオーガニックレストラン「青い空流れる雲」とそのオーナー。いやぁ、美味しかった!

 次は、札幌市南区にある国立の自然公園「滝野すずらん丘陵公園」のレンジャー。スノーシューウォークで、冬の終わりの園内を案内してもらった。いやぁ、気持ちよかった!

 人にフォーカスするのはドキュメンタリーの基本であり、取材が単純なので、取り組みやすい。その分、映像の強さ、ちょっとした編集の味がそのままストレートに出やすい。言ってみれば「かけうどん」みたいな、飾らずに素で勝負!のような要素があって、好きなのだ。
 いろいろな人に会い、千本ノックのように取材を重ねていくのが楽しい。

 

2012年4月22日
by T.Yoshi
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二人のレコードコレクター

 パッションを持つ人についてのドキュメンタリーはいつも面白い。今日紹介するのは、二人のレコードコレクターの話。
 一つは、ロサンゼルスで”Music Man Murray”というレコードショップを営む、マレー・ガーシェンツ(Murray Gershenz)さんのストーリー。4月21日にアメリカのドキュメンタリーチャンネルで放送される約22分のフルバージョンが、期間限定でウェブで公開されている。

 期間限定とは言え、放送前に同じものをウェブ公開するというのは日本では考えられないけど、Wikipediaによれば、ドキュメンタリーチャンネルは2006年に設立された放送局で、現在衛生放送(Direc TVとDish Network)や一部のケーブルテレビにチャンネルを持っているらしい。まだ世間に認知されていないので、こうやってウェブで認知を高めていくということだろうか。そして、このチャンネルでは、作品を一本約$10でダウンロード販売している。

Music Man Murray on Documentary Channel

Music Man Murray: What’s A Guy To Do With A Half-Million Records? (NPR BLOG)

▼フルバージョン

 制作は、映像作家のRichard Parks氏。彼は、ビーチボーイズの幻のアルバム「Smile」を制作した音楽プロデューサー、Van Dyke Parks氏の息子とのこと。制作者とマレーさん本人が登場する制作の裏話が、NPR(National Public Radio)のサイトにのっている。

 For Sale: A Record Store For The Ages (NPR, text and audio)
 
 音楽好きのティーンエージャーだったリチャードさんは、この店をよく訪れていたそう。新聞で、この店が売りに出されていることを知り、ドキュメンタリーとして記録することを思い立ったらしい。
 作品は、リチャードさんと息子のアーヴさんとの関係が伏線になっている。もう90歳になろうという父親の店をどうするのか、訪れるであろう別れを予見しながら語る息子の姿がいい。

 もう一つはペンシルバニア州でレコードショップ「Record-rama」を営む、ポール・マウィニー(Paul Mawhinney)さんを紹介するドキュメント。

The Archive (by Sean Dunne)

こちらのMawhinney氏も糖尿病で目がほとんど見えなくなり、これからこのコレクションをどうしよう、というところで終わっている。

 さて、コレクションの数でいうと前者のマレーさんが約30万枚、後者のポールさんに到っては250万枚!あるんだそうだ。
 日本だと、北海道・新冠(にいかっぷ)町の道の駅にある「レ・コード館」にあるコレクションが約30万枚、金沢工業大学のPMC(ポピュラーミュージックコレクション)に約20万枚のレコードがあるのがよく知られている。

 個人のパッションと組織的対応、ということをちょっと考えさせられる。新冠や金沢工業大学のコレクションは、どういう経緯で始まったのだろう。
 PMCには実は以前に行ったことがあるけれど、新冠の方はまだだ。ちょっと行ってみたくなった。

 (※余談だけれど、ポールさんの方、彼の着ているシャツに壮大なモアレが出ている。前に見たときはあまり気にならなかったのだけれど、一旦目につきだすと妙に気になるなぁ。)
 

2012年4月18日
by T.Yoshi
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NPRはやっぱりうまい!の巻

 久しぶりに大好きなNPR(National Public Radio)に新しいマルチメディアコンテンツがあったのでご紹介。
 まずは、インフルエンザの話。ネットで情報を共有すれば、インフルエンザの拡散が早期に防げるだろうということを、わかりやすく説明している。とてもセンスのいいアニメーション、動画に加え、さすがラジオ局で、サウンドの使い方が秀逸だ。ぜひヘッドフォンをかけてじっくり聴いてみていただきたい。

 次は食品添加物の話。学校給食で出されているハンバーがに、どのくらいの添加物が入っているかをこれまたビジュアルに、分かりやすく説明している。むずかしい話を楽しく、わかりやすく、という見本のようなよくできたコンテンツ。

 NPRの話が出るたびにしつこく言っているのだけど、これらを制作したのは「ラジオ局」である。
 今や、マルチメディアコンテンツの雄となったNPR、どこまで進化するのか目が離せませんねぇ!

関連リンク
NPRの底力
NPR、新体制でマルチメディアまっしぐら!
「音楽」に「映像」をつける、その逆ではなく